普通なら身体どころか命が消えてる
ドラクエ5の主人公は、歴代主人公でも随一の「地獄を生き延びた男」である。
- 6歳で冒険開始
- 10歳未満で父パパスの死を目撃
- そのまま10年間の奴隷生活
- やっと解放されたと思ったら結婚、王位継承、妻が誘拐
- その後、石化8年間
- 復活後、魔界突入 → ミルドラース撃破
──いや、冷静に考えてこの経歴、現代人なら3日も保たない。
しかし、この男は違った。
10年の奴隷生活を経てなお戦える身体能力。
魔界の激戦に耐えるスタミナ。
若々しい肉体年齢22歳(精神年齢30歳近く)。
この身体、一体どうなってんの?
本稿では、医学・生物学・訓練理論・ゲーム設定・メタ考察まで総動員して、「ドラクエ5主人公の肉体構造」を本気で考察する。
奴隷生活10年間──筋肉は衰えた?鍛えられた?
大神殿での奴隷生活は、10年以上にわたる強制肉体労働だ。
【現代のトレーニング理論に当てはめると、これはハードなフルボディワークアウト】
しかも毎日。オーバートレーニングすら通り越してる。
だが、現実ならこうなる。
普通の人間なら筋肉どころか骨格すら歪む。
にもかかわらず主人公は生き延び、後に剣技・腕力・耐久全て高水準で復帰する。
ここに現れるのが、ドラクエ5主人公の肉体特殊体質説である。
そもそも「勇者の父・エルヘブンの母」血統がチート
主人公は父パパス(王族、武芸の達人)、母マーサ(エルヘブンの巫女)の間に生まれた。
この異常に優秀な遺伝子構成が、奴隷生活の肉体崩壊を防いだ可能性が高い。
実際、パパスはあのジャミ・ゴンズ相手に瀕死まで粘り、マーサはミルドラースにすら精神で耐えた。
つまり主人公は両親のタフネスを完全継承しているのだ。
【奴隷10年=超低栄養サバイバル訓練】
【精神耐性=絶望環境下でもホルモン崩壊しない体質】
むしろ筋肉は痩せつつも「質的強靭化」していたと推測できる。
石化8年間──肉体はどう維持されたのか?
さらに衝撃的なのが石化8年間。
普通なら
……であるはずが、目覚めたらピンピンしてる。
これを説明するには、石化という状態異常の特殊設定を仮定するしかない。
つまり、タイムカプセル化した完全保存状態だった可能性が高い。
実際、解凍直後から剣技や魔法が衰えず発揮可能だった。
魔界突入時の肉体スペックを推定する
こうして全てを経た魔界突入時の主人公スペックを推定しよう
能力 | 推定数値 | 備考 |
---|---|---|
年齢 | 精神約30歳・肉体約22歳 | 石化補正 |
身長 | 180cm前後 | 父パパス譲り |
体重 | 約80kg | 脂肪少なめのアスリート体型 |
筋力 | 150kg前後のデッドリフト可能 | 奴隷労働筋力 |
耐久力 | 超高 | 奴隷生活による肉体的耐久力 |
精神耐性 | 超高 | ゲマの拷問に耐えた |
──これはほぼ異世界版キャプテン・アメリカである。
ドラクエ5主人公の肉体は「奇跡の生命体」だった
まとめよう。
──結局こうなる。
ドラクエ5主人公は「極限の不幸を乗り越えた最強の肉体と精神」の持ち主である。
そして彼の筋肉は、全ての不幸の積み重ねが作り上げた「悲劇の結晶」だったのだ。