伝説三鳥の不思議な配置
初代ポケモンに登場する伝説ポケモン三鳥——サンダー、フリーザー、ファイヤー。
このうちサンダーは発電所、フリーザーは双子島といういかにも的な場所にいる。
しかしだ。
ファイヤーだけ、なぜか四天王直前のチャンピオンロードにポツンと出現する。
「え?お前そこ生息地なん?」
と全国の小学生が一度は思ったはずだ。
火山地帯不在のカントー地方
まず大前提として、カントー地方には明確な火山フィールドが存在しない。
赤緑の時代、マグマだまりも火山島も未登場だった。
つまり、ファイヤーが火山に生息する選択肢が地理的に無かった説。
仕方なく運営は、最も「熱気のありそうな高地」であるチャンピオンロードに仮住まいさせた……という実務的判断の可能性は高い。
ポケモンリーグの守護獣説
次に考えたいのが、「チャンピオンロード=ポケモンリーグの神域」説だ。
実はポケモンリーグに挑む全トレーナーは、すでに普通の人類から見ると超人。
彼らの挑戦資格を持つ者のみが通れるこの道に、伝説のファイヤーが出現するのはむしろ自然、とも言える。
つまりファイヤーは神の審査官ポジションとして配置されたのでは?
そう考えると、急に神々しさが増してくる。
初代の開発事情的メタ視点
もっとメタ寄りに踏み込めば、当時の開発スケジュールも影響している可能性がある。
それに比べ、炎タイプ向けの専用ダンジョンが用意できなかった説は濃厚。
とはいえ伝説三鳥の格は揃えたい。
→ なら最終ダンジョン手前の「実力者しか来れない場所」に炎枠を置いて帳尻を合わせよう。
こうしてファイヤーは一番ストイックな環境に押し込まれたのでは?
そもそもファイヤーはあまり野生感がない
よく見るとファイヤーは、他の三鳥に比べて一番「人類側の神獣」感がある。
つまり、ファイヤー=古代からポケモンリーグを守護する伝説獣説すらある。
単なる生態系の一部ではなく、むしろリーグ設立の神話に絡んだ存在だった可能性も……?
【結論】ファイヤーはポケモンリーグの門番である
整理するとこうなる。
鳥 | 配置理由 |
---|---|
フリーザー | 自然の氷域(双子島) |
サンダー | 廃発電所の電気残留地帯 |
ファイヤー | 人類の挑戦を見守る神獣 |
つまりファイヤーだけは、自然界の生き物というより、人類文明と絡んだ伝説枠なのでは?
そう考えれば、あの場違い感も逆にロマンがある。